こんにちは。若葉環境センターです。
4月から新しい生活を始めた方々も、そろそろ慣れてきた頃でしょうか。
中には、五月病に悩んでいる人もいるかもしれませんね。
私達の業界で、いわゆる商品に当たるものは「人の技術」です。自分たちの技術を提供して、お金をいただいて生活しています。
当然、入社したばかりの頃は技術がありません。そんな若手をベテランが怒鳴りつける。そして怒鳴られ続けた若手は、五月病にかかって辞めてしまう・・・。なんて光景を、ひと昔前までたくさん目にしてきました。
当社では、若手がのびのび、素直さと責任感を持って技術を向上できるような仕組みを作っていきます。
こんな言葉をご存知ですか?
「子供叱るな来た道だもの 年寄り笑うな行く道だもの
来た道行く道二人旅 これから通る今日の道 通り直しのできぬ道」
割といろいろな場所で飾られている格言です。素敵な言葉ですね。
これを我々の世界に当てはめると・・・
「初心者責めるな来た道だもの ベテラン妬むな行く道だもの」
という感じになるでしょうか。
総じて技術系の職人は、「自分を脅かす技術を持った人」を嫌う傾向があります。
追い抜かれるのが怖いからです。
どれだけ腕のいいベテランの職人さんだって、初心者の頃があったはず。
初心者時代につぶれなかったからこそ、今があります。自分がベテランになって、後続をつぶしにかかってばかりでは、自分に肩を並べるだけの技術者は育ちません。
肩を並べられるほどの人材が育たないと、自分の技術もその時点で向上しなくなってしまいます。
「すごい奴が育ってきた。こいつには負けられん」という気持ちが、さらに自分の技術を向上させます。そして多くの人材を育てれば、技術と同時に自分の格も上がっていくのです。
そして初心者も、特に年齢が近いベテランの技術にひがむ傾向があります。
自分に技術がないのは当たり前。素直に助言を聞き入れて、まっすぐ進んでいく。どんなに向いていない仕事でも、素直に聞く気持ちさえあれば、「自分に足りないもの」がわかり、そこを鍛え続ければ、やがて必ずベテラン街道に踏み入ることができます。
教える側と、教わる側。双方の気持ちを汲んで、尊重し合って時を過ごすことによって、結果的には会社全体の「組織としての技術」が向上するのではないでしょうか。
当社は設立3年目。これから30年、50年先を見据えて、「後輩には追い越されまい」と、日々磨きをかけるベテランの「横綱相撲」を見せることにより、技術者を育てる方針です。
㈱若葉環境センター