新入社員の面接

とある日の昼下がり、突然、入社したいという訪問者。

野心に満ちあふれた鋭いまなざし。

修羅場をくぐり抜けてきたであろう、傷だらけの体。

出されたお茶菓子を力強くつかみ取る腕力。

名前は、「まだ無い」らしい。

生まれは、「とんと見当がつかない」との事。

 

・・・私たちの間に余計な言葉はいらない。

よし、君を社員として採用しよう。

座席は洗濯機のとなり。

好きな日、好きな時間に出社しなさい。

 

(株)若葉環境センター